●「モラ達」講座

カシマシの活動の主な目的は、「被害者保護」と、「支援者(専門家)の育成」。

特に、専門家の育成は、即被害者保護に繋がることであり、DV・モラハラの世間の認知度を高めることにも直結しています。

カシマシでは、一日も早い専門家の育成と、その活躍の場を拡げ、それにより被害者の小さな叫びを聞きもらすことのないよう、支援の輪を拡げたいと考えております。

 

「モラ達」は見て字のとおり、モラハラ(DV)の達人という意味。

被害者は、自身が置かれている状況に疑問を感じながらも、「自分が悪いのではないか」「自分がもっと気をつけていれば相手は怒らなかったのではないか」「すべて自分のせいなのではないか」と、パートナーからの精神的暴力、身体的暴力に甘んじ、それをどこか当然のこととして受け入れていることが多いと考えられます。

自分を責めることで、今いる状況をある意味「正当化」しているとも言えます。

 

怒鳴られようと、殴られようと、人としての尊厳をどれほど踏みにじられようと、それが正しいと支配され抑圧されている被害者。

 

「言い返せばいい」「別れればいい」「なぜ言い返さないのか」「なぜ別れないのか」「話し合うべき」「相手の気持ちも聞いてあげないと」といった意見は、あまりにも一般的な感覚であり、また大多数の意見であります。

当然、話し合えばお互いの悪い所、良い所も見え、話し合うことでコミュニケーションに齟齬があればそれを解消することができるでしょう。

 

「普通の人」ならば。

 

けれど、DV・モラハラの加害者は、所謂「普通の人」ではないのです。

それに従い、それを正義と甘んじる被害者もまた、「普通の感覚」ではないのです。

 

では、あるとき、自分を責めることに疑問を感じ、勇気を振り絞ってDV(モラハラ)の相談に訪れた被害者に対して、それに相対する相談員や友人、家族が、

 

「あなたにも悪い所があるのかもしれない、話し合ってみては?」

 

こんなあまりにも当たり前のことを、それも悪意なく、善意の言葉として被害者に投げかけたとしたら。

被害者はどう感じるでしょうか。

 

自分が悪いのかもしれない。相手の気持ちをわかってあげられない自分が悪いのかもしれない。話し合えるように努力すべきかもしれない。

 

そして、やっとの思いで伸ばした手を引込め、また加害者の元へと帰っていくのです。

 

 

「誰もわかってくれない」という絶望を抱えながら。

 

これらは決して稀なことではありません。

現実に、自治体の窓口とのやりとりで被害者に投げかけられた言葉です。

今も、同様の事が起こっているかもしれないのです。

 

カシマシでは、このような「DV・モラハラに対する知識不足」「被害者への共感の不足」が招く不幸な出来事を失くすべく、専門家「ハラスメンタリスト」の育成を第一と活動しております。

「モラ達」はその入口であり、「ハラスメンタリスト入門講座」です。

 

DV・モラハラの基礎知識、その構造、被害者像に加害者像をわかりやすくテキストにまとめ、午前中はテキストに基づいた講習とロープレ、午後にはモラ達認定テストを実施しております。

また、相談の現場で役立つ、被害者の意見をまとめて作られた「言ってはいけない言葉集」も配布。

DV・モラハラ相談の現場に現在立っておられる方、支援者の皆様、これから支援を考えておられる方、DV・モラハラをもっと深く知りたい方。

DV・モラハラの達人「モラ達」になって、支援の輪を拡げるお手伝いを心よりお願いいたします。


●「モラ達】講座受講申し込み

次回の「モラ達」講座開催は未定です。

決定次第、本ホームページにて告知いたしますので、今しばらくお待ちください。